
「感じる」を育てる本 THE BOOK OF FIVE SENSES
著:レイチェル・イザドラ/監修:山口 創 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
この本は、五感をきたえるための本です。 きたえるといっても、なにか特別なトレーニングをするわけではありません。わたしたちがもっている触覚、嗅覚、味覚、聴覚、視覚を、いつもよりちょっと意識して使えばいいだけです。この本では五感を意識するための身近な場面を集めてイラストにしました。きっとみなさんが五感を意識するときの手助けとなるでしょう。 しかし、なぜ五感をきたえる必要があるのでしょうか。それは、「自分と向きあう」ためです。 わたしたちは、多かれ少なかれ悩みや不安を抱えています。それらの悩みや不安は何が原因なのでしょうか。 答えは、「今、ここ」に集中できていないからです。昨日の仕事のミスを思い返して悔やんだり、何十年も先の老後の生活を心配したりすることで、ネガティヴな感情が生まれてしまうのです。 しかし、「今、ここ」に意識を向けることができれば、そのような悩みや不安は生まれません。 五感を使うことは、「今、ここ」に意識を向けることに直結します。触り、嗅ぎ、味わい、聞き、見る……これらによって生じる感覚は、紛れもなく現在起きているものです。五感を通して、今の自分と向きあい、悩
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